おばあさんの穏やかな笑顔を見届けながら、僕は一声ニャーと鳴いた。
『ありがとう、いただくよ』
『初めての味ね。でも、美味しい』
満足げに目を細めながら、マリネがボソッと呟いた。
もうお日様が沈みかけていた。
外で犬が鳴いた。
きれいにたいらげると、僕はその場に座り込んで、また一声鳴いた。
『いつも、おばあさんは一人で何をしているの?よかったら聞かせてよ。』
『おばあさんに何か興味でもあるの、れおん?』
マリネがちょうど食べ終えた頃、顔を上げてから言った。
『いや、いつもこの場所が好きみたいだからさ』
ボクはいつもおばあさんが一人で座ってお茶を飲んでいる軒下をチラッと見ながら、そう呟いた。
『変な質問ね。誰だって、お気に入りの場所ぐらいあるんじゃないの?』
『ありがとう、いただくよ』
『初めての味ね。でも、美味しい』
満足げに目を細めながら、マリネがボソッと呟いた。
もうお日様が沈みかけていた。
外で犬が鳴いた。
きれいにたいらげると、僕はその場に座り込んで、また一声鳴いた。
『いつも、おばあさんは一人で何をしているの?よかったら聞かせてよ。』
『おばあさんに何か興味でもあるの、れおん?』
マリネがちょうど食べ終えた頃、顔を上げてから言った。
『いや、いつもこの場所が好きみたいだからさ』
ボクはいつもおばあさんが一人で座ってお茶を飲んでいる軒下をチラッと見ながら、そう呟いた。
『変な質問ね。誰だって、お気に入りの場所ぐらいあるんじゃないの?』


