「やっぱ、慧大好きー!!」


―――ガシャン。


慧『う、わっ!
いきなり抱き着くのやめろって!!
自転車壊れたらどーすんねん!』


抱き着いたひょうしに倒れた自転車の心配するが、顔が真っ赤な慧。
モテるくせにシャイボーイ。笑


……誰もいないしね。
今は特別。
“幼なじみ”ぽいこと……抱き着くことぐらいいいよね?


………許されるよね?



「ほんま、慧はあたしの特別!!」


慧『……“特別”?』


「うん、特別。
今日それも言われてん。
慧はあたしのこと“特別視”してるって。

まぁほんまに慧はそういう風にしてなくてもさ………あたしは慧のこと特別だと思てるよ!!」