愛は要らない



「どうしていきなり、会いたくなったんだろうな・・・」

「何か問題でも見つかったんじゃないですか?」


綾野の答えに、遥は考え込む


「例えば?」

「貴方のお遊びとか?」

「あはは。言い返せないな」


笑う遥にため息をついて、綾野は小説へと視線を戻した




春の陽気の中、車が静かに止まった

車から降りて、綾野は目の前の屋敷に絶句する


(でかい・・・)


本宅も大きいが、別宅も負けていない