返信してすぐ、
メールを受信する。


さっきと違うアドレス。

山本君にしちゃ、はやい。

不思議に思って、
開封してみる。


『今更だけど、彼氏いるの?
いるなら、すぐ、別れろよ。』

「はっ?!」


こんな・・・

こんな一方的なメールって!!

「なんかあった?」

上から見下ろす、志央の
してやったりと
言わんばかりの表情・・・

犯人は、コイツか!?

ジト眼を向ける。

「何にもないよ。」

いたって冷静に言った。

「ふーん。あっ、そ。
俺さぁ、そのメール、
返信はいらないと思うよ。
命令だと思うから。」

「えっ?」

なによ、それっ?!
呆れてモノが言えない。


・・・この子・・・


根本的に、私の手には、
負えないような気がする


自然と、ため息がでた。