「はぁ…





しっかりしろよな…」





俺が若干笑いながらそう言うと、啓汰はニコニコして言った





「まあまあ…





いいじゃん!」





いや、よくねぇよ…





感情的になったせいか、頭がクラクラする





「…もうあがる」





俺はそれだけ言って、風呂から出て部屋へ戻る





―――ガチャッ





「…ふう」





俺は柔らかなベッドに身を沈め、今日の出来事を振り返る





そういえば、姉崎と出会ってから色々なことが変わってしまった





その変化が俺にとって吉なのか、凶なのかは分からないが…





俺はボーッとする頭でそんなことを考えながらいつの間にか眠りについていた