朝、目が覚めてクレアは朝食を取るために準備をして食堂に向かう


昨日は色々考えてたから眠れなかった


少し頭がモヤモヤするわ

食堂に着き、自分の席につくと係の者が次々とお皿を持って来る


白い小麦のパン・豚のベーコンに卵をくずした物

朝毎日飲んでる牛の乳


それを食べているとお姉様、王子が入ってきた


私は席を立ち二人に朝の挨拶をする


「おはようございます、メアリ陛下、フェリンペ王子様」


「やぁ!!おはようクレア様!!」

ニコニコしながら私の手を握り

抱きしめる


「フェリンペ王子様??」


「ああ~気にしてないでくれ!」


そう言うと侍女に案内され席につく


「お姉様、今日も頑張りましょうね?」


頑張って声をかけてみる



でもお姉様は


「………」


何も答えず自分の席につく




私とお姉様の溝は埋まらない


生まれた時から


出会った時から


同じ父の子なのに






どうしても埋まらないの