陛下は驚いた様子で首を左右に振り
「でも、叔父様僕の次はメアリ姉様だって父上が。」
やはり、素直に首を縦に振らぬか…
ならば次の手を
「陛下、よくお考え下さいませ。この国は二つの宗教に別れており、今はプロテスタント信者が大半を占めております。それは陛下自身がプロテスタントの信者であられるから。」
「その通りだけど、それがどう関係するの?」
「メアリ様は母親に似て熱心なカトリック信者と聞いております。もし、メアリ様がこの国の女王になられたりすれば……プロテスタント信者を許してはおかないでしょう。」
「でも、叔父様僕の次はメアリ姉様だって父上が。」
やはり、素直に首を縦に振らぬか…
ならば次の手を
「陛下、よくお考え下さいませ。この国は二つの宗教に別れており、今はプロテスタント信者が大半を占めております。それは陛下自身がプロテスタントの信者であられるから。」
「その通りだけど、それがどう関係するの?」
「メアリ様は母親に似て熱心なカトリック信者と聞いております。もし、メアリ様がこの国の女王になられたりすれば……プロテスタント信者を許してはおかないでしょう。」