そう自分に言い聞かせて私は今の自分の精一杯の笑顔でお辞儀をした


「……」


会場内が静まったまま

何か言ってよ…

ちょっと恥ずかしくなってきた

「まぁ、あの笑顔」
「阿呆姫と聞いていたが…どうやらそうでもなさそうだな」
あちらこちらで小声がして








パチッ――



パチパチパチ―――
一人が拍手をした途端会場内に拍手の音が響き渡った