キラキラ目が輝いてるみんな。



イヤな予感…。



「「行きたいっ!!」」

「ダメっ!!」

「何でだよ~」

「に、2階に怖い人住んでるから…静かにしないといけない…」

「はぁ!?マジで?超災難じゃね?」



ごめん、よっさん…。



めっちゃいい人なのに、怖い人にしちゃった。



だけどバレて迷惑かけるのイヤだし。



ケントさんなんか、友達連れてった日には包丁が飛んできそうだ。



この前はカワイイ一面も見れたけど。



昼メシを食った後は教室。



予鈴が鳴るまで、みんなの会話を聞いてるだけ。



俺が輪の中にいるなんて、すげー不思議。



むず痒くなる…。



そして、予鈴が鳴れば自分の席へ。



「よかったね」

「えっ?」

「友達、できたじゃん」

「うっさい…」



斎藤が話しかけてくることはあまりない。



いつもひとりだし。



友達いないのか?