一気に襲った疲れ。



電気を消し、ソファーに横になって目を閉じた…。



あいつは俺の気持ちなんか考えてねぇんだろうな…。



気がつけば眠っていて、カラダの痛さと寒さで目が覚め、ベッドに潜った。



熱くて目を覚ますと、隣にはスヤスヤ眠る若菜。



まだ夜明け前…。



外はうっすら明るくなってきてる。



ベッドを抜け、小さな冷蔵庫から水を出してベッドに座って飲んだ。



エアコンつけっぱなしで寝て、寒くなって布団に入って…。



タイマー切れたからこんなに暑いのか…。



「んっ…ケントさん?」

「まだ夜」

「はい…」



寝ぼけてんのか、俺に手を伸ばす若菜。



こっちは目ぇ覚めたんだよ…。



余計なことすんな。



「うぅぅぅ~…」



ただ若菜を見てたらベッドをバシバシ叩き、駄々をこねはじめた。



こんな若菜、初めてでカワイイ…。



早く来いって?



「わかってねぇな…」

「ケントさぁん!!」



抱きつくな!!