とにかく、昔はすごかったらしい。



「ガキん時からよっさんのとこのユースに入ってたのか」

「実はすっげー人だったんだな…」

「俺、超応援する!!」

「俺も!!」



珍しくケントさんが笑顔を見せた。



いつか尚さんが活躍する試合を見にいこう。



きっと、尚さんならやってくれる!!



実力知らねぇけど…。



まぁ、尚さんは尚さんだ!!



応援しよ~。



「なに騒いでんだよ、ガキ共」

「よっさん!!尚くんがプロサッカーとかマジで!?」

「あぁ、あいつはすげーぞ。どこにも持って行かれねぇように保険かけといてよかった~…」



マジらしい。



よし、がんばれ!!



では、別荘行きますか!!



どうやら、みなさんの彼女も参加らしい。



俺は尚さんが運転する車。



尚さんの彼女なんて、どんな元気キャラなんだろうか。



全員、待ち合わせは駅。



着いてすぐ、ルカを見つけた。



「よっさんに挨拶する」

「ん、よっさん!!」



ルカが律儀によっさんに挨拶。