【尚道】



高校生チームがアホみてぇ。



な~んか楽しそうだ。



あのケントが、彼女を作ってから柔らかい顔をする。



悠大はふとした瞬間がものすごくカワイくて、陽は常にお花畑状態。



「なんなの、アイツら」

「雰囲気変わったな」

「オッサンチーム、ヤバくね?」

「よっさんはオッサンだけど、俺はまだヤングチームですから」

「俺だってまだ20代前半だ!!」



仕事しまくってて、女を呼んでも睡眠優先のアンタがなにを言う。



私生活は完全なアダルトだろ。



「僕の保護者のよっさん、お願いがある!!合宿行きたくねぇ…」

「なんで?」

「彼女が1年だから」

「関係あんのか?」

「俺って信用ないからさぁ~。彼女が不安なんだって」

「却下。はい、同意書にサイン。悠大、陽の分も先生に出せよ~」

「よっさんのバカぁぁぁ!!」



バカだな、陽…。



悠大はまじめっぽいからそう言うのには参加だろうし。



「よっさん、俺、ルカと同じグループになったよ」



カワイイぞ、悠大…。