【完】最期の嘘

「おい！優太、篥も！遊んでないで少しは反省しろ！」



順平で遊んでいた篥と、それを見て笑っていた優太は本の角で殴られてのたうちまわる。



「いっでー！サクピー、角はなくない！？」



「それくらい、俺の怒りがでかいってことだ。あのカメラマンの何が不満なんだ？」



二人を殴ったのは、SUGAR BEATのマネージャー、桜川篤。



「だってサクラちゃん、知ってるでしょ？あの人の癖…。」




「知ってるが、我慢してこそプロじゃね？…ったく、明日の朝までお前達ここに軟禁決定！付き合う俺の身にもなれ！」



桜川の言葉に、三人はがっくりと肩を落とした。