【完】最期の嘘




「よっし!じゃあラスト盛り上げて行きましょ!」



ステージ袖、シュガビのメンバーは円陣を組んで気合いを入れていた。



シュガビにとって、東京ドームは大きな一歩。



緊張と期待で三人とも小刻みに震えている。



オーディエンスが歓声を上げている。



おそらく、ステージにあるモニターにオープニングアクトの映像が流れ出したのだろう。



三人はそれぞれ、溢れる気持ちをシュガビの『J』『Q』『K』という器に詰め込み、身を引き締めた。