汐は、部屋でシュガビのアルバムを流し、ある物を見て溜息を漏らしていた。 …シュガビのライブ、最終日の東京ドームのチケットである。 あの日、礼治に言われたあの言葉で、汐は自ら動いたのだ。 入手困難なシュガビのチケットだが、携帯公式サイトの会員になり先行予約に応募し、奇跡的にチケットを手に入れた。 初めて行ったライブは優太の力で見れた。 けれど、今回は自分の力で…。 もう、誰かに頼りっぱなしの自分は辞めようと心に決めた。