「あっ、ごめんなさいっ」
細身なのに、支えてくれた腕は以外に筋肉質だった。そして、また
ムスクの香りが
私を包む…
カフェの中に入り、
秋も深まってはいたけど、昼間はまだそれほど寒くはなかったので、
外のテラス席へ行くことになった。
席に着くと、私たちのテーブルに、
このカフェの店長さんらしきヒトが近づいてきた。
「直幸ぃ~、彼女か~?紹介しろよ~」
安井さんの肩を肘でつついた。
「いや~、俺は、そうなるとエエな~と思てんのやけどな~」
私の顔をチラッと、見てから、店長さんに、サラリと言ってしまう。
そ、そんなこと、言われても、私は、晃一さんが好きなワケだし・・・・
困惑して、少し俯いてしまった。
「直幸、彼女、困ってるじゃん、それぐらいにしとけよ~
それより、いつものでいーのか?」
「あぁ、頼むわ」

