完璧社長とKISS! ~Police Love Story【番外編】~

直幸さんに
呼びとめられた男性・・・


私もその男性を見た。


同じ名前のヒトくらいいくらでもいるから別人だと思ったけれど・・・


振り返った姿は


やはり、


晃一さんだった・・・



な、なんで晃一さんがココに・・・・?



しかも、晃一さんの隣には・・・・



あの冊子に載っていた、
婚約者?と思われる女性・・・・



「直幸っ! 久しぶりだなっ 出張か? 
店のウワサは聞いてるぞ、すごいなお前!」



晃一さんは、安井さんの姿しか見えてないようで、



安井さんの数歩後ろにいる私には、気付かなかった・・・


私も、
顔が見えないよう少し俯いていた、



きっと今、私の顔は
どうしようもないくらい
イヤな顔をしてる
自分のことは棚に上げて
傍にいる彼女に嫉妬してる。


晃一さんとの会話が終わった安井さんが、



「理子さん、お待たせ」


待っていた私に近づき、
エレベーターへと促す様子に気がついた晃一さん。



「・・・・・っ、リコ・・・ちゃん?」



エレベーターに乗り込んだ私を、立ち止まって見つめる晃一さん。



キュッと、胸が苦しくなり、



眉を寄せて悲しい顔を晃一さんに向けてしまった。



と、同時にエレベーターの扉は閉まった。