「理子さん、お待たせしてホントにすみません」
私の席の傍に来て、頭を下げる、安井さん。
「いえ、大丈夫ですよ、お母様が、いろいろ楽しいお話してくださったので」
安井さんを見上げ、笑顔を向けた。
「じゃぁ、直幸さんが、いらっしゃったから、私たちは、もう行くわね、二人でゆっくりしてらっしゃい」
席を立ったママと、お母様。
私と安井さんに手を振り、その場から去って行った。
「理子さん、ココ、出ようか? このホテルの近くで、俺の知り合いがカフェやってるんだ、そこに行ってもいいかな?」
「あ、はい、わかりました」
椅子を立とうとする、私に、安井さんは、手を差し出し、立つのを手出してくれた。

