「さぁ、そろそろ行くわよ、理子」 ママ自身も、来ていた訪問着を鏡の前で手直しし、 側に会った、バッグを持ち、 私を玄関へと促した。 なんだか、ママがイチバン、嬉しそうなんだけどっ・・・ 待っていた、タクシーに乗り、 玄関で見送ってくれるお姉ちゃんに、 「いってきます」 手を振りながら、お姉ちゃんの顔をじっと見た。 お姉ちゃんは、深く頷き、 ”がんばれ” と、唇だけを動かした。