「えぇ、お兄さまは、そうゆうコト、昔から嫌いだから、
今回のことも、きっと、跳ね返すと思うの。
自分の結婚相手は、自分が本当に好きになったヒトとしか考えられないって、
以前も言ってたから・・・・」
「以前?・・・・」
思わず、口をついて出てしまった。
晃一さんだって、立派な大人なんだから、
そんな相手くらいいただろうと思うけど・・・
「リコちゃん・・・私がこれから話すこと、逃げないで聞いてくれる?」
まっすぐに私を見つめる毬子さん。
「は、はい」
なんだか、私にとって聞いておかなければいけない話だと
直感した。

