「君、」 「はい、」 「すまないが、大事な用があって、今、君を病院へ連れていけないんだ。 代わりに、俺の部下が、ここに来るから、少し待っていてくれないか?」 「はい」 「あ、俺は、こうゆうものだけど」 スーツのポケットから、名刺ケースらしきものを取り出し、白い四角い名刺を私に渡した。 「すまない、ホントに急いでるんだ。お詫びは、改めてするから、動くなよ」 「は、はい」 本当に急いでるようで、慌てて黒のセダンに乗り、去って行った。