晃一さんは、運転席をすばやく降り、 助手席のドアを開け、私が降りるのを手伝ってくれた。 《やっぱり、スマートだぁ》 ウチの玄関まで一緒に行き、 インターホンを押し、 ママが出て来たら、 「一日、理子さんをお借りしてありがとうございました。」 深くお辞儀をした。 「まぁ、まぁ、わざわざすみません。よければ、お上がりになって、 お茶でもいかがですか?」 「いえ、お気持ちだけで結構です。失礼します。」 ママにも優しい笑顔を向け、晃一さんは車に戻って言った。