帰りの車の中、
晃一さんも、私も無言だった。
私は、晃一さんのキスのことで、頭がいっぱいになってしまっていた。
いろんなことを考えるうち、次第に、私は車の振動が心地よくて眠ってしまった。
「・・・ん、・・コちゃん、リコちゃん」
ん?誰か呼んでる?
夢うつつの状態で、ゆっくり目を開けると、
私の顔の近くに、男のヒトの顔が・・・
「・・・・っ!! あっ! ごめんなさいっ!」
「いいよ、よく眠ってたけど、残念ながら、もうリコちゃんの家だよ」
「すみません、私、思い切り寝てましたね・・・。」
「ははは、リコちゃんの寝顔も見られたから、今日はラッキーかな」
やはり、また優しい笑顔を私に向けた。

