すると、 くるり、と私の体を回転させ、 晃一さんの腕の中に納まった。 私の顔が晃一さんのちょうど胸元にあって、 かすかだけど、柑橘系のフレグランスの香り。 そして、 私の肩に晃一さんの片手が置かれ、 もう片方の手は私のあごをクイと持ち、 晃一さんの顔が近づいてきた。 突然の事態に、私は目をギュッとつぶってしまった。 そして、柔らかくあったかい晃一さんの唇が私の唇に触れた。 ≪うそっ! キスしちゃった!≫