俺は、手術室へ向かった。 そこには、椅子に座りハンカチを顔に当て、泣いているお義母さんと、背中をずっとさする弟の研二くんがいた。 「晃一さんっ!」 研二くんが、俺を見上げ、不安そうな顔をしていた。 俺は、気のきく言葉が見つからず、研二くんに頷くことしか出来なかった。