完璧社長とKISS! ~Police Love Story【番外編】~


「あ、あの、安井さん、紗代さんとは、会われました?」


「な、なんで、リコちゃんが、紗代知ってんねん?!」


目を丸くして私に尋ねた。


「お見合いしたあの日、紗代さんも、こっちに来てたんです。
安井さんに送ってもらった駅で、声かけられて・・・」


「あいつっ!」


頭を掻きながら、少し歪んだ表情をした。


「怒らないであげて! 

紗代さん、安井さんのこと心配だったんです。

だから、わざわざこっちまで来て。

安井さん、紗代さんのこと、大切にしてあげてくださいね。

彼女、ホントに安井さんのことが、好きなんですよ」


隣に座る安井さんに、あの時、真剣に私に訴えた紗代さんの気持ちを伝えた。


「はぁー、参ったわ、リコちゃんには・・・

ま、紗代のことは、ちゃんと考えるわ。心配かけてスマンなぁ。

それより、腹減ったわー、はよ、注文して食べよ」


ウェイターに声をかけ、サクサクって注文してしまう安井さん。


なんだか、嵐のようなヒトだな。


少し、笑ってしまった。