「何か、飲むかい?」 私に尋ねた晃一さんが、椅子から立ち上がろうとしたけど、 晃一さんが着ているセーターの裾をひっぱり、 「ここに・・・いて・・・」 勇気を振り絞って伝えた。 振り向いて私の方を向き、 傍に座ってくれた。 「わかった、いるよ傍に」 再び、私の手を晃一さんの手が包み、 「今は、ゆっくり休むといいよ」 優しい瞳を私に向けた。 まだ、体がダルく、眠気があったので、静かに眼を閉じた。