お風呂から出て、
安井さんのジャージに着替えた。
案の定、安井さんのジャージは大きくて、
上着だけでも十分な丈はあったが、
やはり、そのままではいかにも、なので、ズボンも身に付けた。
裾が随分と長いので、クルクルと折り曲げ、
全身が映る鏡に私自身の姿を見ると、
なんだか、笑えてしまった。
さっきまで着ていたドレスをハンガーにかけ、
手に持って、バスルームを出た。
「あったまった? 洋服、貸して、こっちにかけとけば、次第に乾くから。」
持っていたドレスを安井さんが奪い、
入口近くのコート掛けにハンガーごと掛けた。
「理子さん、そーゆーカッコも可愛ぇーなぁー
彼氏の部屋に泊まる彼女ってカンジでえーなー はははっ」
もしかして、私、遊ばれてる?!って気がして
ぷいっと、横を向いた。

