「さ、そろそろ、時間だわ、会場へ向かいましょうか」
ソファーから立ち上がり、
本宅より、少し離れた別棟のパーティー会場へ向かった。
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会場の重厚な扉を開けられて、
あまりの眩しさに、目を細めた。
高い天井、真ん中には、色とりどりに飾りが付けれた大きなクリスマスツリーが、
まばゆく光っている。
どこから、持ってきたんだろう、このもみの木。
壁際には、本格的な管弦楽団が
クラッシックにアレンジされたクリスマスソングを奏でていて。
グリーンと赤のテーブルクロスがかけられた丸いテーブルは、
豪華な料理が所狭しと並べられている。
「リコ、どうしたの? 行くわよ」
ぼーっと会場を見ていた私にお姉ちゃんが声をかける。
「う、うん」
何よりも、招待された人たちの顔ぶれもスゴイ・・・
政財界や、大手企業の社長らしき人たち、
クリスマスパーティーとは名ばかりで、
きっと、毬子さんのおウチとご縁がある人たちのパーティーなんだろうな。

