「リコちゃん、大丈夫よ、
今日、お兄さまは、必ず来るから」
「毬子、ホントに?」
お姉ちゃんが毬子さんに問いかけた。
「えぇ、大丈夫、それでね、
啓人が、隙を見てお兄さまを呼び出してくれるから、安心して、大丈夫よ」
「毬子さん・・・」
二人の優しさに、視界がぼやけそうになった。
「リコ、お化粧崩れちゃうわヨ、ここで泣いちゃダメ」
私の様子を見ていたお姉ちゃんの手が私の背中を擦る。
「うん、お姉ちゃん」
背中を擦る手が暖かい。
私たちを見た毬子さんが、
「今回、私を頼ってくれて嬉しいの。
私には、妹がいないから、リコちゃんが、本当に妹のようにカワイイの」
「ホントだよ、リコちゃん、俺の心配より、リコちゃんの心配ばかりしてるから、
リコちゃんに会ったら、文句言ってやろうと思ったけど、
会ったら、そんなことぶっ飛んじゃったよ。
奈々子さんにとっても俺たちにとっても大切な妹だから、喜んで協力するよ」
毬子さんと啓人さんも
私を妹のように思ってくれてたなんて…
胸がいっぱいになった。
「ありがとうございます。嬉しいです」
私は、とても強い味方がいることを素直に喜んだ。

