「パーティーが始まるまでに、まだ時間があるから、お茶飲んでゆっくりしてね」
そう言って毬子さんは、私たちをソファーに促した。
ソファーに座る毬子さんを、やはり啓人さんが、充分すぎるほど気遣っていた。
ソファーに身を沈めて、
じっと、毬子さんの様子を見つめていると、
「ふふ、リコちゃん、なぁに?
私のことそんなに見つめないで」
私の視線に気づいた毬子さんが、優しい視線を私に向けた。
「い、いえ、ごめんなさい・・・あの・・・」
「ふふふ、気付かれちゃったかな?
リコちゃんの想像通りよ、
今、4か月よ・・・
まだそんなに目立たないんだけど、つい、手をやっちゃうの」
幸せそうにお腹を見ながら、そして、啓人さんを見た。
啓人さんも、目を細めて、毬子さんを見つめている。
いいな・・・・すごく羨ましい・・・
二人の姿が眩しくて、つい、俯いてしまった。

