カフェに入り、
ウエイターにテーブルに案内され、
彼女と、対峙して座った。
「あの、あなたは一体?・・・」
疑問に思ったコトを、彼女にぶつけた。
「いきなり、ごめんなさい。堪忍な。
ウチ、上野紗代いいます。
ナオとは、幼馴染なんよ、
ずっと、ずっと、ウチはナオのこと思おててんけど・・・
ナオが、お見合いする、ゆーの、聞いて
いてもたってもいられへんくて、
追いかけてきてしもたん。
ごめんな、ビックリしたやろ?」
半泣きの状態の彼女。
その時、絵里が、店に入ってきたのが、見えた。
私は手を振り、それに気が付いた絵里が、テーブルに来た。
「ど、どうしたの?大丈夫?」
半泣きの彼女を見て、椅子に座り、心配そうな顔を私に向ける絵里。
「うん・・・」
絵里に頷く私。
「紗代さん、
今日、安井さんとお見合いしたのは、
私の母の顔を立てるためにお見合いしたの。
私には・・・好きなヒトがいるの。
そのことも、ちゃんと安井さんに伝えました。
だから、紗代さん、安心して、
私は、安井さんとどうこうなることはないから」
「・・・・ほんまに?・・・」
「えぇ、ホントよ」
どうやら、安井さんが、
車の中で、私にキスしたことは、見られていないようで、
正直、ホッとした。

