最近、ふと考える。

恋愛の歳の差、どこまでが許されるものなのかしら?

…ということを考えるようになったのは、あのコを好きになってしまったからだ。

わたしの実家はケーキ屋と喫茶店を一緒にしたようなお店。

結構人気で、毎日商品は売り切っている。

一人娘であるわたしは、将来店を継ぐ為に、毎日遅くまでお菓子作りを頑張っていた。

そんなある日の夜。

季節メニューを親から任せられ、わたしは必死になっていた。

日付けが変わるぐらいまで、店に残っていた。

…店の裏が実家で良かったと、その時ほど思ったことは無い。

そしてその日も、日付けが変わるギリギリまで店に残ってしまった。

親からいい加減にしろとの電話で、我に返った。