甘いクスリ

 

自室に帰るなり
大粒の涙が
零れおちた。




失恋だーーーー




まともに働かない頭が
そんな意味不明な、単語だけ
ひとりごちっていた。




 
いつの間に
好きになってたんだろう。



いつか、

『堂野さん、好きですから』

そういったけど



明かに



あの日の『好き』と
今日の『好き』は

違っていた。