泣き腫らしたはずの目元は、すっかり良くなっていました。 着替えてからしばらく仏間で再びおなみと幸之助殿に手を合わせ、信幸さまのことを想いました。 一体どのようなお方なのでしょう…。 どのようなお方であっても、仲睦まじい夫婦となりたい…。