ウチがビクッとしたのに気付いたのか、ガルシアがとりなすように言った。

「よしよし。」

言いながら、ガルシアは睨んできた彼を撫でる。

「カイは、お前が余りに綺麗だから、驚いたんだよな」

ガルシアに促され、ウチが頷くと、彼は嫌そうに顔をしかめ、頭に乗せられた手を払う。

「綺麗とか言うな」

プイとそっぽを向いた彼に、ガルシアは「ありゃりゃ」と言った。