制服のニオイは恋の予感

話さなくなった中学3年のある放課後


私は図書室にいた


そこに大貴と後輩らしい女子が入ってくる


一瞬だけ目が合った


「センパイ?誰かいますよ?」


そう言う後輩はまるで私が邪魔だと言わんばかりの目付き


「イイって!ほっとこうぜ…どうせ…すぐに出て行くさ」


ムッカ〜


大貴の奴!


私は意地を張って、絶対に出て行かないんだと決めた


でも…


大貴はズルかった