私服に着替えた大貴が出て来る


「な、何コレ!」


高鳴る心臓のドキドキと走ったせいで息をハアハアしながら手のひらを開いた


「あぁ…言うの忘れてた(笑)あの紙切れ、両面に名前が書かれて、恋が叶ったらリングに変わるんだよ」


玄関のドアにカッコつけてもたれる大貴


「ウッソ〜!そんなワケないでしょ!(笑)」


「貸してみ!」


私は大貴にリングを渡した


バタン


え?大貴?


大貴は私を外に置き去りにしたままリングを持って玄関のドアを閉めた


ドコ行っちゃったの?