決まりの悪そうな顔をする松井を引っ張って庭のプール脇の日傘の下で課題の教科書を広げた
途中で飲み物を持ってきたお手伝いさんが私達を見て
「そうしていらっしゃると松井さんも年相応に見えますね」
クスクス笑って戻っていった
それを見た松井は無言で少し眉をしかめただけだった
冷たく冷えたカフェオレを飲んで少し休憩
「松井って……ここにくる前は何してたの?」
「……そんな事をお知りになりたいのですか?」
訝(いぶか)しげな顔で返される
「うん!」
力強く返事すると松井は面食らったような顔をした
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