「このまま部屋替えを期待していても、邪魔されているのなら申請が通る可能性は低いですし」 「女性と知られたまま、あの有栖坂と部屋を共にさせるわけにはまいりません」 松井は私を断固として家に連れて帰るつもりらしい (どうしよう……) 松井に言わなきゃよかった…… 「とりあえず寮に戻りましょう」 促す松井の後を肩を落として歩く とぼとぼと歩いて校門の近くまで差し掛かった時 「ユっヅキちゃ〜ん♪」 遠くから叫び声と走ってくる音が聞こえて 振り向く前に手を掴まれた