タクヤはいつもと変わらない笑顔で、お土産にプリンを持ってやって来た。

「マナ、大切な話ってなに?」

携帯を机に置いて、向かい合って座ったタクヤに、はっきりと告げた。

「ミユキ、タクヤの子を妊娠してるよ。」

タクヤの表情が、一瞬にして強張った。