その日の晩に、タクヤがうちに来た。

お土産にケーキなんか買って来てくれて、いつもと変わらない優しいタクヤだった。

「タクヤ、もうすぐ付き合って3年記念日だね。」

「そうだな。もう3年経つのかー。」

何か美味しいものでも食べに行くか、というタクヤに、カマを掛けてみることにした。