「絵里奈ちゃん」
次の日、買い物帰りに街中を歩いていると、久しぶりに聞いた声に呼び止められた。
振り返ると、少し髪が伸びたトシの姿が。
「超ー久しぶりじゃん」
私は、そっと駆け寄る。
最後にトシに会ったのは、シュンくんと別れてすぐ位だった。
「就職決まったんだってね」
「うん。トシは?」
「俺、来年から大学生」
「え…大学行くの?!」
意外な進路だったから、思わず声も大きくなる。
「驚きすぎじゃね?」
そう言って笑うトシに、"頭いいんだね"と私も笑った。
「絵里奈ちゃんは、地元離れるんだって?」
「何で知ってんの?」
「チカが、寂しそうに言ってた」
次の日、買い物帰りに街中を歩いていると、久しぶりに聞いた声に呼び止められた。
振り返ると、少し髪が伸びたトシの姿が。
「超ー久しぶりじゃん」
私は、そっと駆け寄る。
最後にトシに会ったのは、シュンくんと別れてすぐ位だった。
「就職決まったんだってね」
「うん。トシは?」
「俺、来年から大学生」
「え…大学行くの?!」
意外な進路だったから、思わず声も大きくなる。
「驚きすぎじゃね?」
そう言って笑うトシに、"頭いいんだね"と私も笑った。
「絵里奈ちゃんは、地元離れるんだって?」
「何で知ってんの?」
「チカが、寂しそうに言ってた」