潤は哀れむような目でわたしを見た



「そこが“違う”んだよ…」



「………」



わたしは

言葉を失った



目の前が真っ暗になった






そうだ



本当はわかってる



ううん



本当はわかってない



谷君とわたしが違うってことはわかっていて



でもわたしの心が

それを受け入れようとしないんだ