―葵side―
『ここですね』
私の目の前を歩いていた八神くんはその言葉と共に足を止めた
八神くんの後ろを歩いていた私は、必然的に八神くんの背中にぶつかる
うぅ・・・急に止まらないでよ・・・・・・!
鼻が痛い・・・・・・
『で?その情報をもった村長は何処に居るんだよ?』
佐助は大きなあくびをしながら八神くんに尋ねた
・・・・・・??
だから情報って何??
私の頭は「?」で埋もれる・・・・・・
『確かあの家だったかな・・・・・・?』
八神くんが指す方向には普通の家より少し大きめな家が建っている
少し大きめと言ってもこの村自体、あまり豊かではないのだろう・・・・・・
豪勢とは言えない・・・・・・
『じゃあ、行くのじゃ!!』
『胡蝶。お前、俺の肩に乗っている分際で命令してんじゃねぇよ』
佐助が肩に座る胡蝶を睨む
『我も好きで乗っとる訳じゃない!我慢しとるんじゃ!』
『だったら下りろ!』
佐助が胡蝶をつまみ上げる
またやってるよ・・・・・・二人は・・・・・・
『二人とも・・・・・・止めなよ・・・』
私はため息をつきながら二人を静めた
静まったはいいけど・・・まだ二人は睨み合ってる・・・・・・
仲悪い・・・・・・訳じゃないと思うんだけどなぁ・・・・・・?
『行くぞ』
睨み合ってたと思えばいきなり歩きだすし・・・・・・
意味不明だ・・・この男・・・・・・
私は先を歩く佐助を見てそう思った


