君の瞳に映る色


あっという間に抵抗が
できなくなる。

それでも恥ずかしさが邪魔をして
言葉だけでも抗ってみた。

「ダメ、起きないと…」

「…もう満足?」

「え?」

髪に顔を埋めてしゃべる
玲の言葉が聞き辛く
棗は聞き返す。

「俺は全然、物足りない。
もっと、欲しい」

玲は棗の身体を押して自分の
方へと向かせる。

赤く染まった棗の頬を
両手で挟むと口づけた。


「…んんっ」

自然と甘い声が漏れた。

玲のペースに巻き込まれる事すら
心地よく思えて、棗は
そのまま身を任せた。