「お、おかえりなさい…」
息をのんで、刹那さんの様子を伺う私…変かな?
「何だよ?」
「い、いえ…」
「……」
「な、何ですか?!」
刹那さんが私をじーっと眺めるもんだから、ちょっと後ずさりしてしまった。
「気になるんだろ?…アイツと何話してたんだろうって」
ニヤける刹那さん。
「べ、別に私は!!」
「気になるんだろ?」
「気にしてなんか…!!」
「素直になれよ~」
「わ、私もう寝ます!!!」
聞けない、聞けないよ~(汗)
私が2階へ行く階段を上がろうとしたとき…。
「あいつ、結構鈍感なんだな」
「え?」
「ま、頑張れよ。お前もあいつの前では女なんだな~って実感したからよ(笑)」
そのセリフ、食事中にも言っていてよね?
どういう意味よ~!!
「でも、ひとつ言っておくぜ?誰を好きになろうとお前の勝手、だけど、お前の一生の相手は俺が認めたやつ。以上だ」
と言って刹那さんは、キッチンの中へ入っていった。
「一生……って、結婚相手とかのこと?」
私は頭が?でいっぱいになった。
ってか、超父親発言なんですけど?今の(汗)
こうして、私と先輩と刹那さんの、変な関係が出来上がったのです。



