夕食から1時間が経って、先輩と刹那さんは相変わらず料理の話で盛り上がってた。
ハァ…
私どうしちゃったのよ…
先輩をお家に招待出来たり、一緒に夕食まで出来てウキウキで幸せなはずなのに…
考えちゃうのは…
「じゃ、瑠華ちゃん!俺は帰るね!」
「へ!?あ、は、はい!」
気づかない間に、もう先輩が帰る支度を済ませていた。
なんか、全然先輩と話せなかったなぁ…
「じゃ瑠華、ちょっと留守番頼んだぞ。俺は増田送ってくからよ」
「え!?」
「いや悪いよ柳下君!俺は一人で大丈夫だから!!」
「いいから、早く行くぞ」
「いや…ちょっと刹那さ…」
ガチャン…
行っちゃった…
え…何?
刹那さん、何か企んでるの?
変なこととか言わないよね?
気になる…
ハァ、今日は眠れないかも…



