そしてそいつは、ニヤっと嫌味な笑みを浮かべ・・・
「父親の名前、如月勤36歳、母親の名前、如月ルナ36歳・・今は2人とも海外へ赴任中の為、現在一人暮らし・・・・・」
「あ、あんた何なの?!」
え??
今の詐欺師ってこんな感じなわけ?!
私はこいつを詐欺師と決め込んでいた。
「警察呼びますよ!!??」
「呼べよ・・俺、お前のパパだから、捕まんないし・・」
「さっきから、パパパパって、バーバパパにでもなったつもり?!」
・・・・
・・・・・
・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・
え??スベった??
「面白くねー・・」
「はぁ?!そ、そんなの関係ないでしょ!!とにかく出て行って!!引越し業者も追い出すから!!・・・・・・・ってあれ??」
すでに遅く、引越し業者はさっさと仕事を終えて帰っていた。
は、早っ!!
っていつの間に?!
「んじゃ、お邪魔しまーす」
「ちょ、ちょっとーー!!!!」
男は、タバコを吸い始めて、家の中に上がりこんだ。



