「ここさぁ、俺の癒しの場！」
「先輩の？」
「うん、部活で落ち込んだときとか、よく来て癒してもらってる」
「なんか、素敵ですね！」
「そう？ありがと！……でね？」
「はい？」
「今日はありがとうね、一緒に帰ってくれて…」
「い、いえ…/////」
なになになに?!
いきなり恋人みたいな雰囲気なんですけど～！
どうしよう～！心臓、破裂する！
「ここ、誰にも見せたことないんだけどさ、でも…なんだか、瑠華ちゃんに見せてみたいなぁ～って、思っちゃって……」
「え……///せ、先輩それって…」
って、何聞いちゃってんのよ私！
何言われたって心の準備出来てないくせに～！！
「俺もよくわかんないんだぁ～！でもきっと、瑠華ちゃんを初めて見た時から………」
「え……」
先輩が、ジッと見つめてきた。
うそ…来る？来ちゃうの？
告白とか？ま、ま、ま、まさか！
キ、キ、キ、キ、キ、キ………
「瑠華？」
「ん？」
バラの様な雰囲気を崩す声。
振り返ると、そこには、この場所には絶対に似合わない人が立っていた。
「せ、刹那さん……何で……」
